ファンデーションの下地はなぜ必要?今さら聞けないベースメイクの基本
この記事を書いた人
Nさん メイクアップアーティスト 28才

はじめに

みなさんはお化粧をする際に、きちんと化粧下地を使用していらっしゃいますか?みなさんの中には意外といきなり直接肌にファンデーションを塗っている人は多いと思います。

正直なところ、化粧下地にどんな意味があるのか分からない人の方が多いのかもしれません。

今回はベースメイクの基本となる化粧下地についてご紹介します。

ファンデーションの下地の役割

メイクデビュー間もない人だと、化粧下地は本当にした方がいいのかよく分からい場合がほとんどだと思います。

確かに化粧下地を塗らなかったとしても、ファンデーションを塗ってしまえば見た目に差はあまりわかりません。

ファンデーションのみの方が厚塗りにならず、メイク時間の短縮にもなります。

しかし、お肌にとって化粧下地は必ず使用した方が良いのです。

①ファンデーションの"のり"をよくする

お肌の調子がいいと、お化粧ののりもよくなり、例えうす塗りであっても仕上がりがキレイに見えます。

しかし、お肌のコンディションが悪いと、キレイに塗ることができず、隠すあまり厚塗りとなってしまい仕上がりも悪くなってしまうのです。
化粧下地をきちんと塗ることで肌の凸凹が滑らかに整えられるので、肌のコンディションに左右されずにファンデーションののりをよくさせることができるのです。

②ファンデーションからお肌を守る

ファンデーションに含まれる成分がお肌に負担となる場合があり、毛穴から入り込んでしまうと吹き出物などの肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。

しかし、化粧下地をきちんと塗っておけば、毛穴からファンデーションが侵入してしまうことを防ぐことができるのです。
このように、ファンデーション前にきちんと化粧下地を塗っておくことで、化粧ののりがよくなるだけでなく、肌とファンデーションの密着性を高くしてくれたり、化粧崩れを防ぐことができるのです。

化粧下地の順番と正しい使い方

化粧下地の重要性がしっかり理解できたら、次はその使用方法です。正しい使い方をしないと効力が発揮できないので注意しましょう。
洗顔を終えた綺麗な肌の上には、次の順番でメイクしていきます。

①化粧水
②乳液
③日焼けどめクリーム(必要に応じて)
④化粧下地
⑤コントロールカラー(必要に応じて)
⑥ファンデーション
⑦仕上げパウダー

 

化粧下地を塗る際は、少量をおでこ・頬・鼻筋・顎の4箇所にのせていきます。

4箇所の化粧下地を、顔の外側に向かって薄くのばしていきます。

できる限りお肌に負担をかけないように、擦るのではなく、優しく伸ばしていくイメージで行います。

ファンデーションののりをよくするポイントとしては、

お顔全体に均一になるように伸ばすことです。化粧下地はあくまでも薄く塗ることが重要なので、くれぐれも厚塗りにならないように注意してください。
洗顔後のメイクにあまり時間がかけたくない人に愛用されているBBクリームなどを使用すれば、工程を1つの化粧品で省略させることができるので忙しい人にはおすすめです。

1つで、化粧下地もファンデーションも一度にできるのでとても便利ですが、下地に顔料を配合したものと、ファンデ
ーションの処方に下地効果を出しているものがあるので、使用する際には注意が必要です。

化粧品の種類別名称に記載に、化粧下地やファンデーション、メイクアップベースなどと書かれているので参考にして選んでください。

ファンデーションの処方のものであれば、やはり下地を使用することをおすすめします。

肌に合わせた化粧下地の選び方

特に女性であれば、誰もが綺麗なお肌をずっと維持していきたいと考えるのではないでしょうか。

その為にはやはりスキンケアがとても重要となってきます。

人によってお肌のトラブルの問題や肌質が異なるので、高い化粧品や評判のよい化粧品を使用すればいいというわけではなく、自分のお肌にあったスキンケアを選ぶということが大切になってきます。

お化粧というとつい見えるところばかり気にしてしまうので、ファンデーション選びの方を重要視してしまってはいませんか?

化粧下地は、その上にファンデーションを塗るからなんでも良いというわけではありません。

どちらかというと、長時間肌に直接塗る化粧下地の方が重要なのです。

化粧下地は、スキンケアと同じくらい大切で、選び方を間違えてしまうと肌トラブルの原因にもなりかねません。

自分の肌質をきちんと把握した上で選ぶことも大切です。

①混合肌タイプ

鼻のまわりはテカっていて、あごなどはかさついているなどの混合肌の人は、頬の状態にあった化粧下地を選ぶのがおすすめです。

頬が乾燥している場合はセラミドやコラーゲンなどの保湿成分配合のものを、脂っぽい場合はオイルフリータイプのものを選びましょう。

 

②乾燥肌タイプ

お肌の水分が十分でないので、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分がしっかりと配合されている化粧下地を選びましょう。

③オイリー肌タイプ

顔のベタつきを防ぐとともにテカリを減らしてくれるオイルフリーや、ニキビを防ぐ効果のあるノンコメドジュニック処方の化粧下地を選ぶのがおすすめです。

さらにUVカット機能やビタミンC配合の化粧下地を選ぶと紫外線による黒ずみにも効果が期待できます。

まとめ

今まで化粧下地の役割がよく分からなかったり、時間がないからと化粧下地を省略してしまっていた人に、化粧下地の重要さがお分かりいただけましたでしょうか?

ちょっとした一手間で、化粧ののりも良くなり、お肌への負担も軽減できます。化粧ののりが良くなれば気持ちも明るくなりますし、いつまでも綺麗なお肌を維持できるので、ぜひ今後はしっかりと取り入れてください。

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