
はじめに
寒い季節にはブーツを愛用する人が多いので、足がむくんでしまっているとすぐ気づきますよね。
その為、すぐにむくみ対策に取り組むことができます。
ところが足のむくみというのは、実は夏の方が起こりやすいというのをご存知でしたか?
夏場は足を露出する機会も多いので、オシャレを楽しむためにもむくみにくれぐれも注意しましょう。
足首の冷えを放置すると不調につながる
夏場の足のむくみの原因は、夏も猛烈な暑さです。
夏は気温が非常に高くなるため、体内の血管が膨張してしまいます。
そうなると、足の末端にまで多くの血液が流れるようになります。
ですから、血液中の水分量が多くなり結果的に足がむくんでしまうのです。
外の気温が高いと必要以上の水分を接種してしまったり、室内の温度を下げようとエアコンをきかせすぎてしまったり、冷え切った室内でごろごろ過ごしてばかりになってしまったりしまいます。
暑い中で飲む冷たい飲み物はとても美味しいですが、飲みすぎると体が芯から冷えきってしまうので、血液の循環が滞ってしまいます。
また、体が冷え過ぎると汗をあまりかかなくなり、体の水分代謝バランスが崩れ体内に余計な水分が溜まってしまいむくみが起こってしまうのです。
この状態を放置したままにしておくと、全身にあらゆる不調となって現れてくるのです。
足の冷えに気付いていても我慢したり、特に何もしないでいると、睡眠障害やしびれなどの知覚障害、壊死なども引き起こす恐れがあります。
それ以外にも、肌のターンオーバーが乱れたり老廃物が蓄積され肌トラブルやニキビ、くすみなどに悩まされてしまいます。
下半身には体全体の70%の血液が集まっています。
血液の循環が悪いと体全体にも悪影響を及ぼし、腰痛や肩こり、内蔵機能の低下、肌トラブルなど様々な問題の原因につながります。
血行を促進するマッサージ
マッサージは即効性が期待できるので、血行を促進させるのにはとても有効的な手段です。
しかし、マッサージをすることよりも、足が冷えきってしまう前に靴下やレッグウォーマーなどで保温して冷やさないようにすることが重要です。
締めつけがきついものは血液の流れを悪くさせてしまい逆効果となるので注意してください。
足は体の中でも特に冷えるので、血液が滞りやすくなります。足を集中的にマッサージさせることで血流の流れが良くなり血行の促進が期待できるのです。
ふくらはぎ
足の指から膝にかけて、下から上へとゆっくりと丁寧に手で揉みほぐすようにマッサージします。
滞っていた血液が流れ始め、温まってくるのを感じられるようになります。
・座って行うマッサージ
デスクワークの人は同じ姿勢で長時間椅子に座っていることが多く、血流が悪くなっていることがあります。
椅子に座ったまま、足首を曲げたり伸ばしたりします。次に、片足ずつ足首をぐるぐると回します。
血行が良くなるだけでなく、気分転換にもなるのでこまめにやるとさらに効果が期待できます。
足をあげる
仕事や育児、家事などで疲れきった体で、マッサージをするのは億劫で面倒と思う人も多いでしょう。
そんな時は、寝る前ベッドの上で横になったまま壁などに下半身を寄りかからせて足をあげるだけでも十分効果が期待できます。
足先に溜まった血液が一気に心臓に戻っていくのが感じられます。
それすらも面倒だという人は、寝ているときに足首の下にクッションなどを入れて足を少しでも高くするだけでも効果があるのでぜひやってみてください。
冷えにくい身体を作る食べ物
靴下やレッグウォーマーで足を温めたり、マッサージをしたりするのも勿論重要ですが、一番大切なのは質のよい睡眠とバランスのとれた食事をとることです。
規則正しい生活リズムを心がけることにも気をつけましょう。
食品には、体を温める陽性の食品と、体を冷やす陰性の食品、さらにはどちらでもない中庸の食品という3つがあります。
陽性の食品を日々の食事の中で積極的に取り入れるようにすることで、体の芯からじっくりと温まり、冷え性の改善につながります。
陽の食品の代表は、人参やじゃがいも、かぼちゃなどの根菜、にんにく、生姜などの体をぽかぽかと温める食材になります。
暑い夏であっても、冷房や冷たい飲み物などで体が冷え切ってしまっていると感じたら、これらの食材を使った料理を常温か温かくして召し上がってください。
逆に陰性の食品である、夏野菜の代表であるナスやトマト、サラダなどのフレッシュ野菜、フルーツなどは、冷えきった体には天敵となるので避けましょう。
血流改善には、血液をサラサラの状態にきれいにすることも重要です。
玉ねぎ、青魚の代表であるアジやサバ、さんまなどを積極的に摂取することがおすすめです。
インスタント食品やスナック菓子は、血液をドロドロにさせてしまうので極力食べないようにしましょう。
食事以外にも、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は血流の流れを良くします。
本当に疲れきっていて何もできない時は、湯船につかるだけでも血行促進や新陳代謝が促されるのでぜひやってみてください。
まとめ
体が冷え切ってしまうことで、血液の流れが悪くなり、むくみが出てしまうだけでなく様々なカラダの不調が現れてしまうということをご理解いただけましたでしょうか?
特に暑い夏場は、冷たい飲み物や冷房の効いた室内などにより体全体が冷え切ってしまいがちです。
体から不調のサインが出てしまう前に、積極的に体を温めることを心掛けましょう。